除草だけでなく、生えてこないよう対策までしっかりと
施工時に対策がなされていなければ、太陽光発電設備の周辺にも雑草が茂ります。
「雑草」と聞くだけでは深刻に考えづらいですが、時には大きく育ち影を落とすことで発電を妨げたり、ツタ状の雑草がパワコン内部へ侵入してしまうなど、故障や火災にまで繋がる厄介な存在です。
再発させない、次回の対応を楽にするための「対策」までが重要です。
背丈の長い雑草や、架台を伝いツタがパネルを覆うように生えてしまうことで、影ができ光を遮ることで、発電量が低下してしまいます。
さらに慢性化すると、影が出来た場所は発電しない状態が続き、抵抗の様になることで異常発熱を引き起こすほか、パネルの裏側を押すように雑草が伸び、物理的に負荷を与えてしまう。
こうした要因から雑草による故障に繋がります。
特に春〜夏にかけて暑さが増す時期ほど雑草の成長が早いため、成長してからではなく早期対策が望ましいです。
●日照量が減ってしまう状況
広い範囲に渡り、光を遮ってしまいます。
雑草だけでなく、時には木が影響を与える場合もあります。
成長が早いため、ただ伐採するだけでなく生えてこない、成長を遅らせる対策まで行うことが重要になります。
●故障に繋がるような状況
雑草がパネルの裏側から伸びてきてしまう例もあり、パネルだけでなくパワコンにもツタが巻きつき、異常につながる場合があります。
機器や配線が見えなくなると、除草作業時に誤って傷つけてしまうなど、2次的な被害の発生にもつながります。
・伸びてしまった雑草を伐採します。その際、設備を傷つけないよう細心の注意を払って対応します。
・成長途中であれば除草剤を用いて、安全に、より低価に対応します。
・防草シートを用いて雑草が伸び辛い環境を作り、電力低下が起こらないよう事前に対策します。